低音大提琴徒然雑記
2024-02-05T18:49:08+09:00
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JAZZベーシスト川本悠自のBLOG
Excite Blog
漫画原作の映画(ゴールデンカムイ)を見た
http://yujik.exblog.jp/33672960/
2024-02-05T18:49:00+09:00
2024-02-05T18:49:08+09:00
2024-02-05T18:49:08+09:00
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日々のこと
キャラクターのキャストにも違和感どころか濃いめの演技に終始ニヤけさせられたし、映画らしいアクションシーンもあってドキドキし通し。大満足です。
ただ心配なのが物語の進行スピードで、このペースで行くなら単純計算であと映画10本くらいは必要になるのでちゃんと完結させてもらえるんでしょうか、ということだけです。大丈夫なんでしょうか、予算は、期間は・・・。。お願いだからうまく最後までやってね。
最近、漫画原作の映像化についてのトラブルが話題になっていますね。
セクシー田中さんは私漫画は少し読んだことがありましたがドラマは全く見ていないので(テレビがない)、なんとも言えないのですが、原作者の方が亡くなるというのは、なんであれとても痛ましい出来事だと思います。ご冥福をお祈りいたします。
ゴールデンカムイの映像化を見て改めて思うのは、やはり漫画と映像の有効な表現方法の違いです。
漫画には二次元紙上の絵の表現があり、映像・・今回のゴールデンカムイは映画ですが、映画には映画の表現方法があるわけで、全く同じにするには無理があるように思います。映像には音楽もあるしね。なのでメディアミックスの二次創作の場合はある程度の変更はやむを得ないのでは、とイチ視聴者としては思います。
問題なのは、原作に対してどういうスタンスでいるかということだと思うのですね。
今回のゴールデンカムイの映画は、原作とエピソードの順序が違っていたり、セリフも違ったところがあったり、原作にはないアクションが付け加えられていましたが、原作の雰囲気はよく捉えていたと思いますし、原作をよく読み込んだ上で再構築されているのがよくわかり、原作へ寄り添う姿勢がハッキリと見て取れました。なのでファンとしては多少違っても世界観を堪能できたし満足です。
二次創作で問題が起きる場合は、その部分が原作者と映像制作サイドの間でうまく合意が取れていないということなのだと思います。なので私はこの類の問題は二次創作の企画側の調整担当の責任だと思います。プロジェクトの進め方で権利者と調整取れないまま進むとか合意事項に反した形にするとかは、普通はあり得ないですものね。
原作と映像の二次創作がけっこう違うけど許容されてきたケースは結構多いはずです。
ゲゲゲの鬼太郎の原作なんて大人向けでだいぶシュールな漫画ですが(私は原作の方が好き)、アニメは子供向けの勧善懲悪モノになってますものね。ほかにもアニメでしか出てこないキャラのある漫画原作なんてたくさんあるはずです。でもその原作と映像のスタンスの違いを関係者たちが許容してきたから、(表面上は)問題なくリリースされてきているわけで。
原作者の反発を招くというのはプロジェクトの失敗だ、ということですよね。
なので原作至上主義、原作改変が悪である、というのは違うと思うのです。
そういうことに気を遣ったからなのか、最近の漫画原作のアニメは漫画そのまんまのコマ割り、セリフであることが多いですね。忠実再現というか。それはそれでまた、見ている方は面白くなかったりするんですよ。だってそれ原作で読んだし・・という感じで映像表現の新鮮味がない。ルパン三世みたいに、原作から映像向けの脚色をされることで飛躍的に面白くなった作品だって多くあるはずなので、そこはコンプライアンス厳守!!のように業界が小さくまとまる方向にいかないことを願います。
それにしてもですよ。
二次創作されまくっているガンダムなんかは、原作者の富野由悠季さんはどう思ってらっしゃるのでしょうかね。
私のバイブルのような作品である銀河英雄伝説だっていろんな形で二次創作されてますが、田中芳樹先生はどう思ってらっしゃるのでしょう。
気になるところですが、とりあえずゴールデンカムイの映画はファンとしても非常に満足であり、これから原作の漫画を読み直す沼に沈んでいこうと思っているところです。
みなさまごきげんよう。
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ガラスの動物園/消えなさいローラ、無事終演しました。安堵と感謝
http://yujik.exblog.jp/33588029/
2023-12-15T12:43:00+09:00
2023-12-15T16:55:30+09:00
2023-12-15T12:43:33+09:00
no_yujik_no_life
ライブのこと
少し時間が経ってしまいましたが、ガラスの動物/消えないローラ、無事終演いたしました。
ご観覧くださった皆さま、どうもありがとうございました。
この話をいただいてから本番までの間に肺ガンの告知うけて摘出手術してますから笑、この一年くらいは、ずっとこの舞台を無事に終えられるかどうかが頭から離れませんでした。
とにもかくにも、無事終えられてホッとしています。
今回のお芝居は、音楽監督で作編曲にコンダクターに演奏者と役割も多くて、さらに二本立てで上演時間は4時間弱、まあとにかく仕事量と体力面でも大変な舞台だったのですが、その労力に見合うだけの喜びと達成感がありました。共演してくださった役者のみなさま、ミュージシャンのお二人、そしてスタッフのみなさま、本当に素敵な方々に支えていただき、感謝しかありません。幸せです。
また劇伴作曲する上で、ガラスと動物園という時代を超える名作戯曲と、消えなさいローラという日本を代表する不条理作家、別役実の作品に向き合えた経験は何にも代え難い事だと思います。
公演をひととおり終えて皆で挨拶のメッセージなど交わして、関わってくださった方々の笑顔と達成感の輪が繋がって行く様を見て、ああ、これは良い舞台であったと思うのです。
また終演後、少々の事務処理などで交わすメッセージも、まだ公演が続いているようで少し嬉しい気分になったり、多少の余韻を感じながら過ごしています。
改めまして、関わってくださった皆さま、ご観覧くださった皆さま、どうもありがとうございました。
さて気持ちを切り替えまして、年末の仕事に向かいます。
Live Jazz Streamingの3周年記念ライブがまずありまして、
そのあとは再び渡辺えりさんの頭脳警察ライブがあります。
来年の三月にはもう一つお芝居が控えていますので、しばらくはえりさん祭りが続きそうです。
頑張ります!
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ガラスの動物園 劇中音楽ノート <6> 消えなさいローラの音楽
http://yujik.exblog.jp/33556192/
2023-11-27T22:05:00+09:00
2023-11-28T12:27:40+09:00
2023-11-27T22:05:15+09:00
no_yujik_no_life
演劇の音楽
撮影:細野晋司
ガラスの動物園・消えなさいローラ、昨晩大阪にて大千穐楽を迎えまして、無事終演いたしました。
キャスト・ミュージシャン・スタッフ、そしてご観覧くださった方々に、厚く、厚く、御礼申し上げます。ありがとうございました。
公演を終えての私個人の所感はまた別の機会に譲るとして、こちらも終わらせないといけませんね。
劇中音楽ノート6回目は、消えなさいローラの音楽についてです。
* * *
消えなさいローラの音楽は2020年の初演の時に基本的な骨組みは作ってありましたから、それをベースにしつつ、どうやってガラスの動物園とのリンクを作るかということに主眼を置いての作業になりました。
まずは冒頭のヴァイオリンのど迫力ソロ演奏、あれは17世紀のイタリアの作曲家ヴィターリという人が書いたシャコンヌという形式の曲です。これは前回の演出に引き続き採用されて、当初ガラスとのリンクのためにガラスの冒頭にもこの曲を演奏することが検討されてました。結局その案は採用されずでしたが、えりさんの中ではこの曲は消えなさいローラの動かせない重要な要素であったようです。
そしてその次にトムの独白の後ろでバンドネオンが奏でていたメロディ、これが「消えなさいローラ」のテーマで、会田桃子さん作曲。こちらも初演からの引き続き採用です。この曲はアマンダがワインを飲んで死んだことをローラが告白するシーンでも演奏しました。なんというか感情を掻き立てる、いい曲なんですよね、これ。
これらの曲は前回から引き続いての採用なのです。当初私は、ガラスとのリンクを考えると消えなさいローラのテーマは少なくともガラスの動物園の変奏であるべきかなと悩んでいました。実際その曲も用意していました。が、この2曲は初演時の時の表看板というか、この曲で初演時のイメージを思い出す方も多くいらっしゃるのではないだろうかと思い至ったのです。今回の2本立ての演劇の音楽のコンセプトは「追憶の音楽」ですから、ガラスーローラという時間軸の中での追憶だけでなく、2020年ー2023年という我々を含めた現実の時間軸の中の追憶にも当てはめることになるのかな・・と。実際テネシー・ウィリアムズも台本の中で音楽は異なった時と場所に身を置く要素をつなげる役目だと書いてましたから。
というわけで、日の目を見ないボツ曲1曲を残しまして、冒頭の2曲が決定されたというわけです。
その他の消えなさいローラの音楽は、曲というよりも場の雰囲気の表現であったり、セリフを強調するマーキングのような役目をしている音が多いです。例えば歌舞伎で流れる三味線の音が不穏な空気を醸し出したり、講談師が話の合間にはり扇を叩くような、そんなイメージの音を作っています。印象的なセリフが多いですからね。あとそもそも話が謎めいているので、説明的な音楽演出は避けたいなというところでした。以下、その中でも比較的曲らしい形になっているものを紹介します。
・「滑稽なワルツ」
ローラとトムがお茶を入れる入れないでやりとりをする場面の曲です。こちらも初演時からの採用、会田桃子さんの作曲です。ガラスの中でも、アマンダとトムが口を聞かないシーンでも演奏しています。これは小さい伏線です。この曲、私大好きで、初演時に桃子さんがこの曲を持ってきた時に、なんて曲を書くんだ・・!!と嫉妬すら覚えました。すこし不穏な雰囲気を纏った曲なので、滑稽なシーンでも、不穏な空気の時でも使えます。すごいアイディアの曲ですね。
お茶のシーンでは芝居に合わせて三人で即興を交えながらやっています。その日の芝居によって変わるので毎日違ったものです。これはライブ感があって、演奏していて楽しかったですね。
・「ローラとアマンダの交錯」
ローラ扮するアマンダが、かかってきた電話に出るシーン、演奏時間は短めですが、消えなさいローラのテーマとアマンダのテーマの二つのメロディを対位法的に一つの曲にしてしまった曲があります。タイトルの通りアマンダとローラが同時に存在する曲です。初演の時に私が作ったもので、なかなか音楽技巧的は面白いことをやってると思うのですが。初演の時には一瞬しか流せず、今回はもう少し長めに演奏できましたが、インパクトとしてはイマイチだったかなー。もう少し消えなさいローラのメロディをフィーチャーする伏線が張れていたら、あるいはもっと編成が大きかったら、もっと印象的に使えたかもしれない・・・と色々使い方に後悔のある曲ですが、再演の時にまた何か扱い考えたいと思います。笑
・「わたしたちの行末」
ガラスの動物園の序盤でアマンダがローラの行末を案じる場面で演奏していた少し浮遊感のある曲、実は動物園のテーマの変奏なのですが、これを「案じた行末の結果」として消えなさいローラでも演奏しています。葬儀屋がきたことをローラが嘆くシーン、そして、待つこととはどういうことかをトムに説くシーン。どちらもガラスの動物園の時に案じたローラの行末の結果ですね。2つの物語を結ぶ時間軸のリンクの一つです。
・「時計の音楽」
ボーンと時間を知らせる鐘の音が鳴る時に演奏している時計のテーマ、初演時からの音楽で、こちらも会田桃子さんのアイディア。曲というには短くてどちらかというと場の空気の表現に近いですが、ヴァイオリンの重音のアイディアがうまく使われていて、かつ曲としては無機質な感じが時間の表現にぴったりだと思っています。
今回の演目の音楽としては、おおよそこんなところでしょうか。
あとはBGMとしてかかっていた当時の音源などがありますね。BGMも興味深い選曲なのですが、それはえりさんがSNSでプレイリスト解説すると言っていたので、そちらにお任せするとして。
あとは劇中の挿入音楽として「ペンザンスの海賊」の曲がありますね。こちらは劇中音楽ノートとは別に、川本の興味のトピックとして音楽ノートとは別にブログ書こうと思います。Paul Bowlsの書いた初演時の音楽の印象の話もありますものね。そちらはいつになるかわかりませんが、また近いうち、いずれ!
全6回という長いシリーズになりましたが、お付き合いいただいて読んでくださったみなさん、どうもありがとうございました!
今回の音楽の制作作業は調べ物が多かったこともあって、いち音楽ファンとしても随分と興味を惹かれとても勉強になる作業でした。劇中の余韻を楽しむのと同時に、そういった音楽トピックの一端にも興味を持っていただいて、一緒に楽しんでいただけていたらとても幸いです。
改めまして、今回のご観劇、どうもありがとうございました。
またいつの日かの、再演でお会いしましょう。
それまでどうぞ、お元気で。
* * *
↓川本は12月に以下のライブを企画しています。
ご興味持ってくださった方、ぜひ遊びにいらしてください。
楽しいライブになりますよ。
Live Jazz Streaming
3rd Anniversary Live Partyのお知らせ!
コロナ禍をきっかけに始まった遠隔セッション配信番組「Live Jazz Streaming」が3周年の節目に記念ライブを行います。配信にゲスト出演した日本のジャズシーンの実力派ミュージシャンたちが再集結し、なかなか聞くことのできない貴重な共演が実現します。
またリーダーのピアニスト佐久間優子が描いた、配信告知用フリップの原画展も同時開催されます。ポップでかわいらしいイラストで表現された出演ミュージシャンたちの音楽世界をライブと一緒に楽しめます。ディスプレイ越しだったLive Jazz Streamingの音楽を、メンバーとリスナーが初めて同じ場所に集い共有する特別な夜の感動を体験してください!
12月17日(日)
Live Jazz Streaming
3rd Anniversary Live Party
【会場】
渋谷 JZ Brat
https://www.jzbrat.com/
【時間】
1st Show →Open 14:00 Start 15:00(16:20終演予定)
2nd Show →Open 18:30 Start 19:30(20:50終演予定)
【システム】
入替制
予約¥5,000 当日¥5,500
2ステージ通し(1st&2nd)¥9,500 ※ご予約者対象
【メンバー】
<Live Jazz Streaming>
佐久間優子(p)
川本悠自(b)
海老澤幸二(ds)
橋本敏邦(engineer)
Special Guest:
松原慶史(g&vo)※1st
平山順子(as)※1st
山本玲子(vib)※1st
寝占友梨絵(vo)※2nd
土田晴信(org)※2nd
三井大生(vln)※2nd
ご予約はコチラから!
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2023/12/#20231217
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ガラスの動物園 劇中音楽ノート <5> ブルーローズのテーマと「夢を創る」
http://yujik.exblog.jp/33553919/
2023-11-26T10:04:00+09:00
2023-11-26T10:04:26+09:00
2023-11-26T10:04:26+09:00
no_yujik_no_life
演劇の音楽
とうとう今日は、大千穐楽。あっという間だな。頑張ります。
劇中音楽ノート5回目、ブルーローズのテーマと「夢を創る」のお話しです。
本日はじめてご覧になる方、もしかしたら多少のネタバレになる可能性もありますので、ご了承ください。
まっさらな状態で見たい方は、お読みにならず、ご観劇ください。
* * *
今回の「消えなさいローラ」の最後で歌われる曲は「夢を創る」という別役実さんの脚本にはないオリジナルの歌です。
作詞はえりさん、曲はヴァイオリンの会田桃子さんとわたくし川本の共作です。主に前半のメロディは桃子さん、後半は私の作ですが、作曲作業は桃子さん主導でされたものです。その上で私が今回の編成用にアレンジをしてます。
2020年の初演の時に「女々しい力プロジェクト」のテーマとして作ったもので今回も劇のハイライトとして使われています。コロナ禍で書かれた「今は待つしかない」という歌詞が消えなさいローラの「待つ」というモチーフにも重なって響く曲ですね。桃子さんの器楽奏者らしいドラマティックなメロデイがとても美しくて、私もとても好きな曲です。
今回の上演では、ローラ役が三人いてみなさんそれぞれ歌のキーが違いますから、相手を務めるトム役の松也さんはなんと三人分のキーを歌い分けていらっしゃいます。その歌手としてのキャパシティに脱帽です。
この「夢を創る」が消えなさいローラでこの二本立て劇のハイライトとして最後に来ることは最初から決まっていましたから、これをより効果的に響かせるためにガラスの動物園にまで遡って伏線を張っているのが「ブルーローズのテーマ」です。ローラとジムが関わる時に必ず流れる「ブルーローズのテーマ」は「夢を創る」の変奏曲、拍子は違いますが全く同じメロディです。お気づきになりましたでしょうか?
ローラとジムのハイスクール時代の思い出や二人のキスシーンなど、主にローラとジムの関係性が語られるシーンで演奏しています。またブルーローズはローラの美しさの比喩ですから、ローラが着飾って綺麗になるシーンでも使いました。そしてこれはジムに淡い思いを抱くトムの複雑な感情を載せる曲でもあります。
ローラとジムの思い出とそれらを複雑な思いで振り返るトムの気持ちはこの二本立て上演の大事なモチーフです。それらをガラスの動物園から繋げて運び、不条理な結末ではあるけれど話に決着がついた時、トムの想い人たちへの感情が最後に歌として発露するという構造で、二本の劇を繋ぐとても大きなリンクの役割を持っている曲なのでした。
「ブルーローズのテーマ」は劇中での演奏回数は動物園のテーマ・アマンダのテーマに次いで多いくらいでしょうか。物語の進行上、後半に多く現れます。ヴァイオリンのピチカートとハイライトの弓の弾きわけが素敵な曲です。
今回のお話はここまで。
次回は一応最終回、消えなさいローラの音楽と、余力があればペンザンスの海賊についてのお話しをしたいと思います。
さあこれから大千穐楽。
頑張ります。
* * *
↓川本は12月に以下のライブを企画しています。
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3rd Anniversary Live Partyのお知らせ!
コロナ禍をきっかけに始まった遠隔セッション配信番組「Live Jazz Streaming」が3周年の節目に記念ライブを行います。配信にゲスト出演した日本のジャズシーンの実力派ミュージシャンたちが再集結し、なかなか聞くことのできない貴重な共演が実現します。
またリーダーのピアニスト佐久間優子が描いた、配信告知用フリップの原画展も同時開催されます。ポップでかわいらしいイラストで表現された出演ミュージシャンたちの音楽世界をライブと一緒に楽しめます。ディスプレイ越しだったLive Jazz Streamingの音楽を、メンバーとリスナーが初めて同じ場所に集い共有する特別な夜の感動を体験してください!
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ガラスの動物園 劇中音楽ノート <4> ダンスシーンの音楽について
http://yujik.exblog.jp/33550844/
2023-11-24T11:25:00+09:00
2023-11-24T11:40:35+09:00
2023-11-24T11:25:59+09:00
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演劇の音楽
撮影:細野晋司
ガラスの動物園・消えなさいローラ、昨晩は山形公演でした。
会場のやまぎんホールの2000席が満席になる、たくさんのお客様にご観覧いただきまして、どうもありがとうござました。
えりさんと和田さんの故郷、山形は、みなさんが暖かかった!また近いうち、訪れたいです。
劇中音楽ノート4回目、今回はダンスシーンの音楽についてのお話しです。
* * *
ダンスシーンで使われる音楽は2つ。
ジムとローラが踊る「ローラのダンス」とテーブルの上でトムを交えて三人で踊るタンゴ風の曲「トムのミロンガ」です。
・「ローラのダンス」
音楽の制作期間の初期段階、メインテーマを書くつもりでうんうん唸っている期間に書いた曲で、今回書き下ろした曲の中では一番最初にできた曲です。当初、冒頭のヴァイオリンのソロ演奏シーンにも使えるのではと検討していましたが、その後やはり劇の最初は当然メインテーマが良いだろうということでダンスのシーンに落ち着いたという経緯がありました。なので当初の仮タイトルは「冒頭バイオリン」でした笑。
純粋なワルツではなく4拍子がまざっていて曲のテンポも伸び縮みするのですが、ゆとりのある優雅な雰囲気でダンスシーンには良く合ったかなと思っています。和田琢磨さんと吉岡里帆さんのお二人が本当に素敵に演じてくださいました。
このシーン、隣のダンスホールから漏れ聞こえるワルツという設定で最初はこの「ローラのダンス」の録音が流れ、その後生演奏に切り替わります。
この最初に流れる録音は、ダンスホールから流れる曲という設定に合わせてこの時代のダンスホールビックバンド風に管楽器リズム合わせ16人編成でこの曲をアレンジし音源を作り、それを屋外から聞こえる風に音響加工したという、実はものすごい手の込んだことをしています。笑
見てくださっている方のほとんどは、そんな細かい所まで気が付かなかったとは思いますが、こういう誰も気が付かないようなディテールへのこだわりの積み重ねが作品全体の強度とクォリティを担保するという信条のもとやってます。これは演出家・渡辺えりさんの演劇への姿勢から学んだことの一つでもあります。
・「トムのミロンガ」
ジムとローラがワルツを踊ったあと、テーブルの上で繰り広げられるトムとジム、ローラとジムのタンゴのダンスの曲です。
このシーンは、ローラの幻想のシーンでもあり(その証拠にローラのびっこがこのシーンだけ治る)、そして同性愛者であるトムのジムへの淡い想いが発露するトムの幻想のシーンでもあります。とにかく現実には起こり得ない熱い思いがほとばしるシーンであります。尾上松也さん演じるトムの切なげな表情は、バンドブースから見上げても泣きそうになります。
えりさんからは当初「トムのテーマとして、熱いタンゴの曲を、ダンスでも使うから」とだけ言われ、アストル・ピアソラ風の曲を書いていったらイメージと違うとあっさりボツになってます。笑 えりさんの演劇の音楽を作らせてもらう時は毎回わりとボツ曲も出るのですが、今回の一番盛大なボツ曲はこの曲でした。笑
その後もう少し話を伺ってみたらば「ピアソラ以前のあんまり洗練されてない古いタンゴのイメージで情熱的なもの」ということと、このダンスシーンの構想を話してくださったので、タンゴの古いスタイルのミロンガというリズムに扇情的なメロディを乗せまして書いたのがこの曲です。舞台ではヴァイオリン会田桃子さんが彼女の面目躍如というべき情熱的な演奏をしてくださってます。素晴らしい。個人的には今回書いた曲の中で一番気に入っている曲です。
この曲は劇中盤、トムが当時の世界情勢を独白するシーンの後ろでも、爆撃音とともに演奏されています。こちらはバンドネオンがメロディを担当しています。この時の鈴木崇朗くんの演奏も男性的な静かな情熱を感じて素晴らしい。この劇中トムが背負う役割とトムの感情両方を象徴する立ち位置の曲ですのでまさにトムのテーマ曲ですね。
余談ですが、バンドネオンという楽器は19世紀半ばにドイツで発明された楽器なのですが、第二次世界大戦でドイツ敗戦後、連合軍による産業解体の煽りを食って、楽器製造のノウハウが全て失われてしまったのだそうです。最近になってやっと復元に成功したメーカーも出てきたようなのですが、それまでは現存するバンドネオンは第二次世界大戦以前に作られたものしかなかったようです。
崇朗くんによるとリードを固定する部品の合金の作り方が失われてしまい作れなかったという話らしいのですが、こんな歴史的には比較的最近でも技術的に失われてしまうということが起こるというのは、改めて戦禍の恐ろしさを感じますね。
えりさんは、このような戦争の犠牲になった生い立ちを持つバンドネオンを反戦の象徴として扱い、この劇の音楽の中心に据えているわけです。
今回のお話はここまで。
カンパニーはこれから大阪に移動します。
いよいよ明後日は大千穐楽。頑張ります。
次回はブルーローズのテーマと最後の歌「夢を創る」の関係についてお話しします。
* * *
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ガラスの動物園 劇中音楽ノート <3> 「ジムのテーマ」
http://yujik.exblog.jp/33548079/
2023-11-22T15:58:00+09:00
2023-11-22T16:01:30+09:00
2023-11-22T15:58:49+09:00
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演劇の音楽
撮影:細野晋司
ガラスの動物園・消えなさいローラ、昨日東京千秋楽を追えまして、あとは山形公演・大阪公演を残すのみとなりました。
東京公演をご覧になってくださった皆様、どうもありがとうございます。
今日はこれを書いたら山形に移動です。
Xで、楽器編成についてのコメントを見かけたので、どうしてこの編成になったかのお話を少し。
2020年の消えなさいローラの初演の時が、ヴァイオリンの会田桃子さんと、わたくし川本のコントラバスの二人編成で音楽を作っていたのです。で、今回ガラスの動物園とローラを二本立てで上演するにあたって、バンドネオンの鈴木崇朗くんが仲間に加わったという経緯なのです。二人ともえりさんとライブなども何度も一緒にやってきた気心知れた仲間ですので、音楽を作る上ではとても心強かったです。
コントラバスという楽器奏者で曲を作る立場ですと、メロディを自分で弾くわけではないので、作曲の意図を汲んで演奏してくれる仲間の力がどうしても必要です。今回の音楽は、会田桃子さんと鈴木崇朗くんの多大な協力なしには成り立たないものでした。心から感謝です。
* * *
さて、楽曲解説に参りましょう。
今回は、ジムのテーマ!
ローラがジムを迎え入れるために扉を開け、ジムがローラに挨拶し、蓄音機を回していたというローラに「ホットジャズ聞けばいいのに!」とジョークを飛ばしているシーンで一瞬かかる音楽、あれがジムのテーマです。演奏時間、実に4秒。笑
演出のえりさんから「いかにもアメリカ人的な音楽でジムのテーマが欲しいね」というオーダーがありまして作曲したものです。
「いかにもアメリカ」というキーワードに随分と悩まされたのですが、1920年代から30年代にかけてのアメリカの音楽って、今でいうカントリーやジャズなどの草創期にあたり、それらの音楽がまだ未分化の時代なんですね。当時の音源を聴くとそれらのスタイルがごちゃ混ぜになったものが多くあって非常に興味深いです。
その中から、当時おそらく白人階級では最もポピュラーであったカントリーとそこでよく演奏されていたフィドルと呼ばれるヴァイオリンのスタイルをベースに、アメリカのニューオリンズを中心とする南部で盛んだった初期のホットジャズの感じをちょっと混ぜてリフを作ってみたのがジムのテーマです。「いかにもアメリカ」が表現できているかどうかはわかりませんが、えりさんには気に入っていただいたみたいです。
実はきちんとフルコーラス作ってあるのですが、劇中ではフルコーラス演奏する機会はありません。
たくさん調べて、たった演奏機会は四秒!!!
まあ人生、こういうことも、ありますな・・・。
いつの日か、フルコーラスお披露目する機会がありますように。
次回はジムとローラ、トムのダンスシーンの音楽についてお話しします。
* * *
↓川本は12月に以下のライブを企画しています。
ご興味持ってくださった方、ぜひ遊びにいらしてください。
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2ステージ通し(1st&2nd)¥9,500 ※ご予約者対象
【メンバー】
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佐久間優子(p)
川本悠自(b)
海老澤幸二(ds)
橋本敏邦(engineer)
Special Guest:
松原慶史(g&vo)※1st
平山順子(as)※1st
山本玲子(vib)※1st
寝占友梨絵(vo)※2nd
土田晴信(org)※2nd
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ガラスの動物園 劇中音楽ノート <2> 「アマンダのテーマ」
http://yujik.exblog.jp/33545333/
2023-11-20T22:42:00+09:00
2023-11-20T22:47:26+09:00
2023-11-20T22:42:47+09:00
no_yujik_no_life
演劇の音楽
撮影:細野晋司
ガラスの動物園・消えなさいローラ、本日15日目無事終了です。東京公演も残り1回となりました。
今日の音楽解説2回目は、各登場人物にあてがきされたテーマ曲についてお話ししようと思います。
今回のガラスの動物園では、登場人物のキャラクターやその関係性をモチーフにして、それぞれに「・・のテーマ」と名付けた曲を書いています。そしてその登場人物が登場するシーンや、その人が話題になるシーンにその曲を演奏することで、劇中のトピックをつなぐ役目にするという演出をしています。ざっと挙げますと、
・アマンダのテーマ
・ジムのテーマ(ホットジャズ)
・ブルーローズのテーマ(ローラとジムのテーマ)
・トムのテーマ(トムのミロンガ・ダンス)
・ローラのダンス
前回解説したガラスの動物園のテーマは、ローラのテーマでもあります。それぞれの登場シーンに演奏され、関係するシーンでもこれらの曲の変奏曲が演奏されています。そしてこれらの曲がガラスの動物園と消えなさいローラで両方演奏されることで、二本をつなぐ役割もしています。
観劇されながら、追えましたでしょうか??何回もかかる曲もあれば、一瞬しか演奏されない曲もありますので、笑。全部追うのはなかなか難しいかもしれませんね。
今回は、アマンダのテーマを紹介します。
* * *
・アマンダのテーマ
トムの独白が終わり、劇が始まると同時にアマンダの台詞と共に流れる曲が、アマンダのテーマです。冒頭から中盤にかけて、主にアマンダの長台詞の時に演奏しております。そうです、例の早回しに使われている曲です。この曲は実は、2020年の「消えなさいローラ」初演の時にアマンダのテーマとして書き下ろした曲です。
本来はワルツ(3拍子)で作曲したもので、アマンダの「過去の栄光を引きずっている場違いな優雅さ」というキャラクターを表現するべく、あの荒れ果てたアパートの部屋でバイオリンが場違いに優雅に響くことをイメージして書いた曲です。消えなさいローラ方の、トムの独白直後のローラ扮するアマンダが登場するシーン、このシーンのために書いた曲でした。
今回のガラスの動物園ではシーンの演出に合わせて4拍子に編曲し直して演奏していますので(1シーンだけ3拍子ですが。)、ちょっとコミカルな印象になりました。またアマンダのセリフ早回しという役目を負うこととなり初演時のように華々しく演奏されるシーンはなくなりましたが、今回たぶんテーマの次に演奏回数が多い曲だと思います。ガラスの動物園と消えなさいローラの両方で演奏されるので、この2本をつなぐ重要な曲でもあります。
早回し演奏の時は、テープの早回し感を出すためにキーを上げて音を高くして演奏しています。(D♭→G)。実はメロディが複雑な上にけっこう高音域までになるので、ヴァイオリンの会田桃子さんが苦労して練習してくださってました。その苦労の上にあの面白シーンがあります。感謝。
ちなみにこのアマンダのテーマ、私自身もけっこう気に入った曲でして、初演ので作曲したあと2021年に録音した私の2枚目のアルバムの中に、Jazzバーションで収録しています。(というかもともとジャズのつもりですが)。ご興味ある方はぜひ、以下のYouTubeから聞いてみてください。
今回はここまで。
次回はジムのテーマのお話をしようと思います。
大阪大千秋楽までに、全曲の解説をし終えられるのか!
* * *
↓川本は12月に以下のライブを企画しています。
ご興味持ってくださった方、ぜひ遊びにいらしてください。
楽しいライブになりますよ。
Live Jazz Streaming
3rd Anniversary Live Partyのお知らせ!
コロナ禍をきっかけに始まった遠隔セッション配信番組「Live Jazz Streaming」が3周年の節目に記念ライブを行います。配信にゲスト出演した日本のジャズシーンの実力派ミュージシャンたちが再集結し、なかなか聞くことのできない貴重な共演が実現します。
またリーダーのピアニスト佐久間優子が描いた、配信告知用フリップの原画展も同時開催されます。ポップでかわいらしいイラストで表現された出演ミュージシャンたちの音楽世界をライブと一緒に楽しめます。ディスプレイ越しだったLive Jazz Streamingの音楽を、メンバーとリスナーが初めて同じ場所に集い共有する特別な夜の感動を体験してください!
12月17日(日)
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渋谷 JZ Brat
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【時間】
1st Show →Open 14:00 Start 15:00(16:20終演予定)
2nd Show →Open 18:30 Start 19:30(20:50終演予定)
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ガラスの動物園 劇中音楽ノート <1> ガラスの動物園のテーマ について
http://yujik.exblog.jp/33544002/
2023-11-20T00:53:00+09:00
2023-11-24T11:35:04+09:00
2023-11-20T00:53:54+09:00
no_yujik_no_life
演劇の音楽
撮影:細野晋司
わたくし川本が音楽監督を務めさせていただいております「ガラスの動物園・消えなさいローラ」紀伊國屋ホールにて大好評上演中です。渡辺えりさんの演出の下、わたくしをはじめバイオリンの会田桃子さん、バンドネオンの鈴木崇朗さんの三人ミュージシャンが楽師という役どころを仰せつかりまして生演奏で演劇に参加しておりまして、寄り添って演奏する音楽はおおよそ川本の書き下ろしのオリジナル曲で頑張っております。
Xなどで音楽についての感想をポツポツと見かけたものですから、まだ公演中ですけれども簡単に音楽の解説などを書いてみたら、観てくださった方々の観劇後の余韻の楽しみの一つにならないだろうかと思い書いてみることにしました。快く許可をいただいた主催の東急文化村さん、演出の渡辺えりさんには感謝申し上げます。
まだ公演をご覧になっていない方は、もしかしたら多少のネタバレになる可能性もありますので、ご了承ください。まっさらな状態で見たい方は、お読みにならず、ご観劇ください。
* * *
メインテーマ「ガラスの動物園のテーマ」についてのノート
ガラスの動物園の原作台本は、実はかなり音楽の指定が多く、上演にあたっての注釈でどのような音楽を使用するべきか指定されているのに加え、台本のト書きに音楽が流れるタイミングが細かく指定してあります。私が今まで見たガラスの動物園の映画や舞台は、その通りに演出しているものは比較的少数派であったように思いますが、今回のえりさんの上演台本、今作での音楽のタイミングは、かなり原作の指定に沿ったものだと思います。
中でも主題曲については、テネシー・ウィリアムズはかなり詳しく指定をしています。全部紹介すると長くなるので割愛・・今回の演出に乗れば、早回ししたくなるほど指定が細かく、正直「そんな都合のいい音楽ねえよ怒」と突っ込みたくなるほどです。(興味のある方は、ぜひ原作台本を購入してご覧になってください)
テネシー・ウィリアムズの指定を横目で参考にしつつ、えりさんの演出意図からの指示を受け、川本が留意した点は
・追憶の曲である
・ローラとガラスの動物園に対して、象徴的であること
・演劇全体や各シーンとの感情的なリンクは厳密でなくてよい
ということでした。
記憶が音楽に伴って出てくることというのは、誰しも経験があることだと思います。青春時代の曲と共に若い頃の甘く苦い思い出が出てくるなんてことはよくあることでしょう。この劇の冒頭でもトムは「追憶の世界ではすべてが音楽に誘われて浮かんでくるように思います」と述べています。つまり、ガラスの動物園のテーマ曲は、トムにとって家族と過ごした時間を思い起こさせる思い出の曲=追憶の曲という位置付けになるのではないかと。私はそれは、ローラと彼女が愛でていたガラスの動物園を象徴するメロディになるのではないか、と考えました。
さらに、思い出の曲とそれによって引き出される記憶は、実はほとんど感情的なリンクがないことが多いです。めっちゃ明るくノリノリの曲がヒットしていてよく聴いていた時期に失恋をしたためにその曲と失恋の苦さがリンクしたなんてことは十分にありうる話でしょうし、むしろその曲想と記憶の感情的な乖離がさらに追憶の切なさや哀しさを助長したりすることもあるでしょう。
そんなことを考えた結果、ローラがガラスの動物園の世界に入り込んで楽しんでいる時に、彼女の中で鳴っているだろう明るく軽やかで、そして平和なメロディ。それをガラスの動物園のテーマとしてイメージして曲を作ることにしました。
もう一つ、原作台本の中の音楽の指定の中に面白い記述がありました。
「たとえばサーカスの音楽が、場内や行列のすぐそばにいなくても、遠くにいてなにかほかのことを考えている時にさえ聞こえてくるように、観客の耳に入ってくる(小田島訳参照)」
すごく面白い音楽のあり方だな、と思いました。私はこの記述をみて、ディスニーランドのエレクトリカルパレードのテーマを思い浮かべました。あの曲は園内のどこにいてもどこかしらから聞こえてきます。園内にいる客の感情を全く考慮せず流れ、聞こえ続けます。楽しい気分になる時もあれば、ちょっと狂気を感じる時もあります。そして帰る頃には頭の中がその曲で支配されるように耳に残って、園内で遊んだ記憶と強制的にリンクされます。
テネシー・ウィリアムズにとっての追憶の曲というのは、こういうイメージだったのでしょうか。でも確かにこのやり方でならば、語り部としてのトム、劇中の登場人物たち、そしてそれを観ている観客、時間軸と場所が異なる人たちをつなぐ糸に、主題曲がなり得ますね。
テネシー・ウィリアムズはガラスの動物園のテーマにはそういう役割を求めているのでしょうか??
演出のえりさんからは、明るく、かつ泣ける曲をという指示がありました。参考資料としてチャップリンのLIME LIGHTのテーマ曲を挙げられておりました。明るく泣ける曲、たしかに!これは名曲です。
またこれはえりさんの舞台の音楽を作らせていただく時にかならず心がけていることですが、「観にきたお客さんが口ずさんで帰れるような親しみやすい曲」ということ。
これらの条件をならべて数日うんうんと唸った結果、あのようなメロディの曲が出来上がりました。
台本の指示通り、劇中で何度も演奏されています。さて皆さまの耳には、どのような印象を残しましたでしょうか。
曲を三人ではっきり演奏している場面の他、メロディの変奏曲やコントラバスのソロで弾いている場面、あとは台詞裏の音楽の中にこっそりモチーフを紛れ込ませたりもしています。お気づきになりましたでしょうか。
パンフレットにも書きましたが、みなさまの追憶の曲の体験と重ね合わせて楽しんでいただければ幸いですし、またこのガラスの動物園の思い出として、このメロディが残れば、わたくしは幸せでございます。
ついでの話になりますが。
過去、いろんな巨匠がこのガラスの動物園の音楽を手掛けてらっしゃって、わたくしみたいな駆け出しが御託を並べるのもおこがましい話なのですが、過去のガラスの動物園の音楽をいろいろ調べて聴くのは本当に興味深かったです。
特に印象に残っているのは、ヘンリー・マンシーニが手掛けた1987年ポール・ニューマン監督の映画版の音楽です。これはさすが匠の技とも言うべき素晴らしい曲なのですが、私が考えたような方向ではなく、映画全体の雰囲気を象徴するような曲想でした。そして何より注目すべきは、この映画の中で、ガラスの動物園の初演時の曲が使われているということです。初演の音楽はPaul Bowlsという作曲家が書いたものなのですが、この曲がちゃんと使われているんですね。
それをきっかけに調べをすすめまして、なんと初演時の曲を収録したLPを手にいれることに成功しました。この曲がまた・・・
という話は長くなりますのでまた、別の機会にでも。
今回はこれにて。
劇中の他の曲もまた解説は続けようと思います。
長々とどうもありがとうごさいました。
また次回、劇中の別の曲について解説??します。
* * *
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Cinema Radio 28
http://yujik.exblog.jp/33446021/
2023-09-15T15:27:00+09:00
2023-09-15T18:51:21+09:00
2023-09-15T15:27:12+09:00
no_yujik_no_life
日々のこと
先日YouTubeで公開しましたSolo Bass Performanceの動画が Cinema Studio 28という映画をテーマにしたWebマガジンの配信するWEBラジオのテーマ曲に採用されております。
そういえば、二曲とも映画音楽だったな・・・と思ったくらい特に映画に関係なく選曲していたわけですが。
それがご縁で、そのWEBラジオ、Cinema Radio 28にゲストとして出演してまいりました。
主宰・辻本マリコさんとは10年来の友人であるのですが、非常に教養豊かなキュレーターでして博学でとても尊敬してます。
何より映画や演劇などの観覧に臨む姿勢が予習・復習を欠かさないなど真剣そのもので、私の中では「プロお客さん」と認定されています。
そんなマリコさんと1時間ほど、映画についての質問をもとにおしゃべりしてきました。
でも気がついたら音楽の話しかしていなかったような気がします・・・映画どこいったーー・・
すこし長尺ですが、お時間ありましたらぜひ聴いてみてください。
■Cinema Radio 28とは?
Cinema Studio 28 Tokyo はインターネットを漂う、東京にあるらしい、あるかもしれない映画館
http://cinemastudio28.tokyo
■Cinema Radio 28とは?
WebマガジンCinema Studio 28 Tokyo主宰・辻本マリコが毎回ゲストを招き、「映画にまつわる28の質問」からゲストに数問選んでいただき、映画にまつわる人生の記憶や思い出、好みや妄想についてお話しを聞いていきます。
■第4回ゲスト
川本悠自さん(ベーシスト・作編曲家)
http://yujikawamoto.com/
夏休み、ジブリの思い出/君たちはどう生きるか、それぞれの感想/スター・ウォーズが映画音楽への扉/印象的なメロディが流れる映画/ジャズベーシストが選ぶジャズにまつわる2本の映画/1958年、ジャズのピーク/物語に音楽をつけること/ソロベース用の選曲と編曲/こんなメロディ、作りたいですねえ/ガラスの動物園、絶賛作曲中
川本悠自さんinstagram
https://www.instagram.com/yujik_sandaroo/
川本悠自さんYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBZBhV5eggzIEhrVb7EQ3Fw
COCOON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』『消えなさいローラ』
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/23_Glass_Laula/
Live Jazz Streaming
https://r-live.net/
Live Jazz Streaming YouTube
https://www.youtube.com/@LiveJazzStreaming
Golden Penguin Award 2017🐧
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2017
■WebマガジンCinema Studio 28 Tokyo
http://www.cinemastudio28.tokyo/
■Music
Moon River
川本悠自 Yuji Kawamoto Solo Bass Performance
https://www.youtube.com/watch?v=Zgsb0TzIJG8
トーク中に出てくるYou Must Believe In Springはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=QhkWQw3YtSU
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Cause We’ve Ended as Lovers
http://yujik.exblog.jp/33427205/
2023-09-06T11:40:00+09:00
2023-09-06T11:40:03+09:00
2023-09-06T11:40:03+09:00
no_yujik_no_life
日々のこと
Live Jazz StreamingのYouTube動画更新です。
「Cause We’ve Ended as Lovers」というstevie wonderが作った曲ですね。
元々はStevie Wonderが、当時の奥さんのSyreeta Wrightというシンガーソングライターのために提供した曲らしいですが、Jeff Beckが自分のアルバムでインストゥメンタルでカバーして有名になった曲、ということです。
Wikiにはもっと面白いことが書いてあるのですが・・・曰く
もともとJeff Beckに曲提供の依頼を受けていたStevie WonderはJeff BeckのためにSuperstitionを書いたらしいのですね。ところが当時のStevieの所属していたモータウンレーベルはJeffに提供することに反対、結局Stevie自身がシングルとしてリリースして大ヒットしてしまったので、SuperstitionはJeffに提供することができなくなってしまったと。その代わりに、以前書いた曲だけども・・・ということでこのCause We’ve Ended as LoversをJeffに提供した、ということらしいです。
まあね、そりゃSuperstitionみたいな凄い曲が上がってきたら、アンタそりゃ勿体無い、自分で歌いなさい、と言いたくなる気持ちもわかりますね。笑
でもその代わりのCause We’ve Ended as Loversは、Jeff Beckの代表曲となって大ヒットして、そのままギターインスト曲の代名詞みたいになるわけで、これがSuperstitionだったとしたらこうはならなかったかもしれないということで。巡り合わせというものは非常に面白いものです。
Jeff BeckのSuperstitionも聞いてみたい気はしますけれどもね。
そんなこんなで、Live Jazz Streamingに鈴木直人さんがゲストにこられた時、ギター曲と言えば、と持ってきた曲がこの曲でした。
直人さんもさすが、本家に負けず劣らずの泣きっぷりを見せてくれています。素晴らしい!!
お時間あります方、ぜひご覧になってくださいませ。
Live Jazz StreamingのYouTube チャンネルはコチラ
https://www.youtube.com/@LiveJazzStreaming
そして
Live Jazz Streamingは R-LIVE.NETにて月一回のペースで配信中です!
スケジュールはこちらから!
https://r-live.net/_//schedule
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45歳になりました。
http://yujik.exblog.jp/33414346/
2023-08-31T22:40:00+09:00
2023-08-31T22:45:03+09:00
2023-08-31T22:40:36+09:00
no_yujik_no_life
日々のこと
本日、45歳を迎えました。
病気のこともありますし、無事に誕生日を迎えられた感慨というものが年々深くなっていくのを感じております。
まだ生きてます。大丈夫。
誕生日はお祝いしてもらって自分が主役になれる日ではなくて、生かしてくれている周囲に感謝の気持ちを配る日ですね。
産んでくれた母と家族、これまで付き合ってくれた友人知人の皆様方に心より感謝を申し上げます。
間質性肺炎だリハビリだと投稿ではネタのように言ってはおりますが、日々体力は回復傾向で、日々の生活には問題なく、元気に過ごしております。
演奏もできるし、ありがてえ。人間の体ってのはちゃんと回復するようにできてますね。
薬の副作用で指が思うように動かねえとか思っていたら、練習したらちゃんと動くようになった。ただの練習不足でした。言い訳にしてごめんよ、ステロイド。ちゃんと練習する。
とはいえ健康にハンデを背負っていることは間違いなく、以前よりは、たとえば感染症なんかには注意深く生活をしているのは事実で、ライブを見に行ったり飲みに行ったりすることに対して以前よりも腰が重たくならざるをえなくて悶々としたりはしているのですが、まあそれもそのうちどうでも良くなるんじゃないかと楽観的に捉えています。
さて今年後半は、大きな仕事が控えています。
体力をしっかりつけて臨みたいと思っております。
今後ともよろしくお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
写真は熱海の海に現れた月の道。
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羅漢寺山
http://yujik.exblog.jp/33399225/
2023-08-21T10:59:00+09:00
2023-08-21T10:59:18+09:00
2023-08-21T10:59:18+09:00
no_yujik_no_life
山行
リハビリ登山で昇仙峡・羅漢寺山1058mへ。
相変わらず登りはつらく、数歩で息は切れる。
最初はコース歩き切れないかと思ったが、後半は"少し歩くと息が慣れてくる感じ"が戻ってきて、ツラいながらもなんとか予定のコースを歩き切った。
行動時間4時間、距離にして8kmちょっと。だからそれなりにいいペースじゃないかな。
この日は午前中はいい天気。
1000mくらいでは涼しくなるわけもなく、酷暑の中汗だくでよく歩いた。
下山時はいいペースで歩けたが、急坂を降りると足がプルプルするんで、足の筋力が課題だな。
最高峰の弥三郎岳は眺めは良いがこの先断崖絶壁なんで、怖い。
久しぶりだな〜、こういう高度感。
山だ。山を歩いた!
付き合ってくれた山友二人、ありがとう。
久しぶりに一緒に歩けて嬉しかった!心から感謝。
雨雲レーダーと雷の音で雨雲の位置を探りつつ、午後からの夕立ち直前に下山できたのは
あなた達とたくさん歩いて積み重ねた経験値によるものが大きいよ。
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Bright Size Life
http://yujik.exblog.jp/33387221/
2023-08-11T23:27:00+09:00
2023-08-11T23:34:02+09:00
2023-08-11T23:27:28+09:00
no_yujik_no_life
ライブのこと
Live Jazz StreamingのYouTubeチャンネル更新です。
ゲストにギターの鈴木直人さんをお迎えしたvol.27より、Pat MethenyのBright Size Lifeをお届けいたします。
Bright Size Lifeといえば、もうPat Methenyのデビューアルバムのタイトルチューンとして彼の代表曲の一つであり、ベーシストとしてはWeather Report参加前の、まだそれほど知られてない時期のJacoが参加してるということで重大な録音でありますね。
ジャズを始めた頃に聞いて、どういう発想であんな演奏ができるのかサッパリ理解できず、以来、演奏する曲というよりは唇を噛み締めながら正座して傾聴する曲という感じで、実は私はあまり演奏したことはなかったのですが、今回海老澤くんが候補に挙げてきたので久しぶりに演奏しました。
直人さんのストレートで澱みない演奏に導かれるように、我も、バンドも笑 とても自然で流れるようなアンサンブルとなっております。楽しかった!
ぜひ、聞いてみてくださいませ!
Live Jazz StreamingのYouTube チャンネルはコチラ
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京都滞在中の話 その4
http://yujik.exblog.jp/33368432/
2023-07-28T13:45:00+09:00
2023-07-28T13:59:09+09:00
2023-07-28T13:59:09+09:00
no_yujik_no_life
未分類
今回の京都滞在は自分の車で行っていたので、比較的自由に市内を移動することができましたので
久しぶりに母校のキャンパス周辺の散策とばかりに、仁和寺に行ってまいりました。
歴史学者の兄のツテで学芸員に知り合いがおり、その方がなんと私の大学の先輩の奥さんという、なんともなご縁がこの寺にはありまして、時間があるときに顔を出しては仁和寺の中を案内していただいております。好きが高じて仕事になってしまった兄同様、私も歴史好きなものですからこれは本当に楽しい時間でした。仏像や壁画、展示物を見ながらヘー!とかホー!とか声をあげるのって、ほんと楽しいですよ。こう言った趣味の領域に兄の七光を使うことになんの躊躇もない私でございます。
夏の仁和寺は境内の緑と空の青色のコントラストがとても印象的で、境内周辺の景色は非常に美しかったです。
仁和寺だけでなく、車で市内を移動中の道道から見える京都の市内や自然の風景がどれもとても美しく見えて、年をとったのかなあと思いました。
普段住んでいる埼玉・東京の景色が殺風景だからというのもあるのでしょうかね。
新鮮でした。
またきます、京都。
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京都滞在中の話 その3
http://yujik.exblog.jp/33368421/
2023-07-27T13:42:00+09:00
2023-07-28T13:44:43+09:00
2023-07-28T13:44:43+09:00
no_yujik_no_life
日々のこと
京都滞在中のお話その3
軽音楽部の仲間に会う。
わたし、誇張でなく、大学生活時間の半分くらいの時間は、他校で言うところのいわゆるジャズ研のあった、軽音楽部の4ホールというところで過ごしていたと思います。
間違いなく今のわたしに直接つながる様々なものを醸成した場所でして、そこで培った価値観をベースに今も音楽を続けています。
その時間を一緒に過ごした先輩後輩同期達は、四半世紀ほど経った今も変わらず同じ空気感のままでいてくださって、なんとも肩の力を抜いて素のままで話せる人たちであったという話。
お忙しい中、集まってくださってどうもありがとうございました。
本当は京都だけでなく関西近郊に住んでいる諸先輩方や同期後輩にお声がけしたかったんですが、なんだか収拾がつかなくなりそうで今回はこじんまりさせてもらいました。また機会を作って会いに伺いますね。
ところで、先日アップした山本久生さんもそうなんですが、我らが4ホールの卒業生には現在もプロとして音楽活動を続けている人が数多くおります。この日お会いしたサックスの中嶋桂子さんもその一人なのですが、最近中嶋さんに似た人をYouTubeで見かけたんですよ。
YouTubeの中では、バイキングコンテストのサックス部門で優勝したとか意味不明なこと言っているので、中嶋さんじゃあないかも知れないんです。コスプレしてるし。でもよく似ているんです。ひょっとしたら中嶋さんの遠い親戚なのかもしれません。
でもシティポップの有名曲を中心に歌い上げるサックスは素敵なんで、
みなさんちょっと以下のYouTubeチャンネル、見てみてもらってもいいですか?
https://www.youtube.com/@vikkeisax
#立命館大学軽音楽部
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https://www.excite.co.jp/
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