我が家に、夏前からブルーベリージャムがあるんです。
本来、冷蔵庫で保存しなければならないところですが、
パン大好きの私としては、頻繁に使う事が予想されたので、
常温で、部屋にある机の上に放置していたわけです。
8月の半ばのこと。
しばらくジャムを使う事もなく、放置状態が一ヶ月ほど続いたのかな。
ジャムの中に、カビが生えておったわけですわ。
青ーい、なんとも毒々しいカビさんが、濃い紫色のジャムの上で繁殖しておったわけです。
「おーーーさすが、カビ、瓶の中みたいな、密閉空間でも、生えるんだなあー」
と、しばらく感心しておりまして、
ま、処分するにもめんどくさいので、さらに放置しておった訳です。
フタを開けない限りは、胞子が空気中に飛び散ることもなく。
瓶の中を覗くくらいじゃ、無害、ですよね????
ま、暖かく、カビ君の生育を見守っておったワケです。
そして、先日。
久しぶりに見てみると、なんと、あれほど毒々しくはびこっていたカビ君が
一切見当たらないではありませんか!!
こりゃどういうことだ??
あわよくば、カビ君が、狭い密閉空間である瓶の中で一定の生殖活動を繰り返し、生物としての発展をとげ、カビとは全く違う生物になることをうっすらと期待していた僕としては多いに期待はずれであります!!
ダーヴィンの進化論以来の、あるいは今西進化論以来の、生物進化論の一大進化仮説として、生物学界の一大センセーションとなる予定でありました!!
まったく跡形もなく、カビ君は姿を消しておりまして。
そのかわり、観察された状況としては。
ジャム特有の粘性が全くなくなっている!!!
ジャムって、傾けたくらいじゃ形が変わらないくらい、
ゼリー状になってるのが普通ですよね。
ところが。
カビ君が消え去ったあとのジャムは、
まるで水の様にサラサラと瓶の中で揺れておるワケです。
こりゃどういうこっちゃ。
カビ君が生育していた頃は、そうでもなかったと思うんですが。
どういう事なんだろうと考えたんですが。
粘性=カビの栄養分
と仮定すると、カビ君は、ジャムから吸い取れるだけ栄養分を吸い取ってしまったと。
それ故に、密閉された瓶の中で、ほかに栄養分を補給する方法もなく、絶滅してしまったと・・・・。
ま、そんなことが想像できるワケです。
粘性の成分をカビ君が全部吸い取ってしまったから、ゼリー状であるはずのジャムが、水のようにサラサラになったのではないかと・・・。
そうすると、その粘性っていうのは、いったい何の成分なのか??
という疑問があるわけです。
そこでみなさんにお聞きしたい。
ジャムの粘性って、一体何なんスかねぇ??
イチゴを煮詰めりゃ、そのうち、ネバネバしてくるじゃないすか。
砂糖を煮詰めると、カラメルになる。カラメルは、もちろん、ちょと粘性がある。
やっぱ、あれば糖分なのだろうか???
するとカビ君は、地球上まれに見るほどの甘党ということになるのだろうか???
うーむ。
世の中疑問はつきないものです。