我が家に鎮座ましますmotu M6、先月購入いたしまして。この二週間ほど使ってみての所感。

まずはとにかく、低レイテンシー性能。これはSyncroomの配信で使うことの多い私には素晴らしい性能です。
いつもSyncroomの遠隔セッション配信をやっているLive Jazz Streamingのメンバーたちは今までもだいたい20ms以下の低遅延でしたけど、M6に変えてから10〜15msで安定することが多くなりました。明らかに前のTASCAM 102iよりは低遅延になっていて、これは導入して良かったなと。

それからDACの性能。やたら高性能なデジタルアナログ変換チップが搭載されているので、単純にオーディオ機器としても優秀で、PCからの再生音が非常に解像度高いです。
これは配信の時の自分の音のモニター音にも大きく影響して、今までどうにもモコモコしていて聞こえづらかった音域もクリアに聞こえます。
素晴らしい。

配信の出音については、ちょっとまだ評価がしづらいのですが、明らかに解像度高い音にはなってるんですが、マイクのエア感とか今まであんまり意識してなかったところまで感じられまして、こりゃ高性能なだけになかなか扱いが難しくなったかもしれん、という印象です。これはきっと沼の入り口なのだと思います。数ヶ月後にはきっとマイク買ってます、たぶん。

↓こちらが以前のTASCAMでの配信の音
https://www.youtube.com/watch?v=za5PINvRw3o

↓こちらがつい先日のmotu M6での配信の音。




ほんとは以前のオーディオインターフェイスの音もYouTube載せたかったのに、
YouTubeは１記事に１つまでとかいう謎規制のために載せられなかった！！
なんでそんな不便な規制すんねん。そんなケチなことするからエキサイトは・・・ブツブツ

その他大きな特徴は、ハンドルソフトが付いていないこと。EQとかエフェクトは一切搭載されてませんし、ルーティングを変えることもできないです。機能的にはザ・シンプルです。
私としては宅録と遠隔配信が主で、そんなに複雑なことはやらないので、特に不便は感じません。ツマミは動かしやすく、フロントパネルの液晶は見やすいので操作性は良いです。PCであれこれやりたい人には、ちょっと物足りないのかも知れません。

あと、M6のウリとしてアウトプットの切り替えができるというのも便利ですかね。以前はスピーカースイッチャー使ってましたが、不要になりました。これと入力6chのおかげで我が家の配線はだいぶシンプルになりました。
ヘッドフォン端子が二つ付いているのは、まあ、どっちでもいいです。

今のところそんな感じです。大きな性能改善と、今後の可能性がひらけたという意味で、買って良かったです。
特に低レイテンシーは本当に良い。これから遠隔セッション用のオーディオインターフェイスの購入を考えている人はオススメです。