今年も無事に誕生日を迎えられました。
44歳。
たくさんのお祝いのメッセージ、どうもありがとうございます。
メッセージいただいた方一人一人のお顔が思い出されて、とても嬉しかったです。
今年はひとつひとつレスはできないかもしれませんが、こちらでまとめてお礼とさせていただきますね。
今年の誕生日は、とにもかくにも、健康が身に沁みる誕生日となりました。
一部の方々にはお話したりもしているのですが、今年の3月末頃に肺に小さな炎症が見つかり、6月頭に検査入院したところ癌と判明、ステージ1の早期でした。7月末に摘出手術を行い、術後一週間ほど入院して今月頭に退院、しばらく自宅療養をしておりました。術後一ヶ月ほど経ちまして、今はぼちぼちと演奏活動にも復帰しています。今後も変わらず活動は続けますし、今後のスケジュールにも問題はありません。
もともと、2020年の夏に当時住んでいた区の健康診断で間質性肺炎の疑いありと診断され、大学病院に転院して経過観察をしていたのですが、数ヶ月おきにレントゲンやらCTやらを取って検査していたため、かなり早期の段階で見つけることができたのが不幸中の幸いでした。転移もなく、癌自体は除去しておしまい。あとは再発がないかどうかの定期検査をおこなっていくことになると思います。
まさか自分が癌になるなんての一言で、まず誰よりも自分自身が驚いているのですが、最新の医療技術と医師や看護師のみなさま、そして家族と心配してくれた友人・仲間たちのおかげで命を繋ぐことができています。
感謝、感謝。
毎年誕生日には周囲への感謝をここに記していますが、今年は命懸けの感謝です。
お世話になった方々、迷惑をかけ心配してくださった方々、本当にありがとうございました。
そして何より健康のありがたさを、ほんとうに、ほんとうに、身に染みて感じています。
健康は資産ですね。しかも失ってみて初めて価値を感じられるタイプのものです。
意識せずとも維持は可能ですが、無意識に食い潰してしまう可能性のある資産。
・・・そう、一番怖いやつ。
だからね、ここをご覧の妙齢のみなさん、ちゃんと健康診断に行ってくださいね。
いつ何が起こってもおかしくありませんからね。
SNSには、どう公開したものかと、悩んでいたのですが、自分の術後の回復が順調であることと、SNSでの日常の活動の発信が同じような症例で悩んでいる人のために多少の励みにはなるかと思い、公開することにしました。事実、私自身も手術前は、術後きちんと日常に戻れるかどうかが不安でしたが、同じような手術をした人が変わらず演奏活動をしていたり山に登ったりしているという話をきいて随分と安心したものです。
そんなこともあって、今後、病気のことについては今後もブログに書いたり、お話する機会があれば参加しようと思っています。自分でも少し病気について興味が出てきたので、そちらも勉強してみようかなと思っています。
一番の心配事は、いつまた、山に登れるかですね・・・
ぜったいに、もう一度、山の頂に立ってやるんだ。