
肉の海、本日2公演終わりまして、残すところ2日3公演となりました。
今日も見に来てくださった方々、どうもありがとうございます。
千秋楽はすでに完売となりましたが、日付変わって本日の夜はまだ席に余裕があるということですので、お時間ありましたらぜひ見にいらしてくださいませ。
今日は、ちょっと肉の海の舞台裏をチラリと。
今回の肉の海は出演者だけでおよそ30人。小劇場演劇としてはかなり規模が大きい方だと思います。会場となる本多劇場の客席数は400弱。生音でセリフを聞かせるには少々広い、なおかつ今回は音楽劇で歌を聞かせる必要がある。その状況を支えるのが音響部。左上ワイヤレスマイクの受信機ラックの壮観たるや。今回はワイヤレスだけで合計17本使ってるそうで。機材好きミュージシャンとしてはその受信機のラックを見るだけでも白米何杯かイケますね。
そして右下。2時間半の芝居で段取りは数知れず。それを支えるを支えるのは演出部の皆様。スペースに限りがある劇場の中で、小道具はこうして整然と保管されているのです。この整理整頓具合を見習いたい。そうすれば我が家はもっと綺麗になる。
そして舞台には欠かせないのが上部中、スモークマシン。これ、わたしが今まで見た中で一番デザイン性に優れたものですねえ。調べてみるとANTARI(アンタリ)というメーカーの Z-300というものらしいですが、スモークマシンと思わせないスタイリッシュな外観が舞台裏に華を添えてます。これ一台で舞台のスモークを全部まかなっているわけですから、なかなか大したヤツです。
今回の舞台では我々ミュージシャンもちゃんと衣装が用意されているのですが、男性ミュージシャンを困らせているのがスカーフ。はいこれ首に巻いてと当たり前のように渡されたのですが、無粋な男性ミュージシャンが巻いたところで、むち打ち症患者にしか見えないわけです。ゆえに男性楽屋では涙ぐましい努力が続けられています。主人公を演じる主要キャストのひとり川口くんが、いろいろスカーフの巻き方を調べてはバグパイプの大野さんのスカーフを巻いてあげてます。本番前30分前にはこうしてイチャイチャが始まるので若干ウザいです。
そして狭いスペースを効率良く配置したバンドブースと、今回のメイン機材のZOOM A3。今回はこれにコンデンサマイクを繋いで使用。直卓ではなくA3をかませているのは当初ピエゾとミックスを考えていたからなのですが、芝居中に移動があるため結果的にコンデンサマイクのみの使用。A3は便利です。ミュートスイッチにもなるしチューナーにもなる。意外なところでは暗転の移動の時にディスプレイの明かりが頼りになります。
そんな舞台裏ストーリーがある肉の海。
残るは2日3公演。
お時間あります方、ぜひ見にいらしてくださいませ。
チケットのご希望は川本までご連絡ください。
オフィス300 40周年記念公演 『肉の海』
脚本・演出渡辺えり
2018年6月7日(木)~17日(日)
下北沢・本多劇場
S席6,300円
40周年記念シート 4,000円
(全席指定・税込み)
6/16 14時 19時
6/17 14時
【キャスト】
青木さやか/大地洋輔(ダイノジ)/尾美としのり/久世星佳/
土屋佑壱/土屋良太/土居裕子/原扶貴子/藤田記子/樋口浩二/
ベンガル/三田和代/宮下今日子/屋比久知奈/渡辺えり
秋田かおる/川口龍/小出奈央/坂梨磨弥/友寄有司/藤本沙紀/内山日奈加/
寺尾実里/滑川龍太/藤枝久純/松井夢/宮本翔太/藪内明(五十音順)
【演奏】
相川瞳(パ-カッション)
川波幸恵(バンドネオン)
大野慎矢(バグパイプ・アコーディオン)
川本悠自(べ-ス・作編曲・音楽監督)