今日は文京シビック大ホールにて
「いまも輝く昭和のスタンダード・ソングス~テレビ番組ではなかなか聞けない上質のポップスを!~「黄昏のビギン」の物語」
というタイトルのコンサートでありました。わたしはバックバンドのビギン・ザ・ビギン・オーケストラの一員として出演です。
砂田実さんという、元TBSの番組プロデューサーで日本レコード大賞とかTBS歌謡曲ベストテンなどの往年の名音楽番組を作ってこられた方が企画・構成をしたコンサートでありました。昭和という時代は歌謡曲・音楽業界をテレビが牽引していた時代ですから、まさにその時代を作った立役者その人ですね。出演者も倍賞千恵子さん、山下久美子さんなど豪華な顔ぶれで、一緒に演奏できて光栄でありました。特に、倍賞さんの歌は本当に素晴らしかったです。感動したなあ。幸せでした。
さてさて。
たまたまメインアンプのSCHERTLERのUNICOちゃんが入院中だったため、今日は久々に大物機材・aguilar DB359でウッドベースを鳴らしてみました。
ワタシ最近はピックアップではなくにaudio technicaのATM35というマイクでアンプを使う事が多いのですが、今日もATM35でaguilar DB359を鳴らしてみました。間にSCHERTLERのYellow Brenderというマイクプリを挟んで。このYellow Brenderというプリアンプが優れもので、まずXLR入力とLINE入力の2系統をブレンドできる。もちろんそれぞれ独立してGAINやらEQやら設定可能。アウトプットもXLRとLINEどちらもいける。そのうえDI機能もあり、なんとファンタム電源まで掛けられるという、まさに夢の「全部のせプリアンプ」。音もクセがなくておそらくはUNICOのプリアンプ部を元にそこだけ独立させたようなもんなのかなーと。
ATM35をこのYellow Brender通して真空管のDB359鳴らすと、ビックリするくらいナチュラルな音になるんです。生音なのかアンプからの音なのか判別つかないくらいのナチュラルさ。キャビもでかいGS115というやつを使ってるので余裕のある鳴りをしてくれますし。このスピーカーのキャパが結構大事だというのは最近分かってきたんですが、UNICOちゃんも良いアンプだけれどスピーカーの口径が小さいからなかなかこういう感じにはならないんですね。このaguilarセット、ヘッドだけで30kgくらいの重さがあるので、搬出入だけで腰痛くなるし最近はもう使うのがめんどくさくなってたのですが、見直しました。
エレベの方は、Phill Jones BassのBassCUB直列二台つなぎ。笑。もともとはBass CUBのアディショナルスピーカーのPB-100というやつがあって、それを使えばエレベも綺麗に鳴るのかなあという発想からだったのですが、ちょっとすぐには入手できないので、Bass CUBを一つ借りてきて直列。まあ音はでかくなりますが、こちらはまだまだ改善の余地ありでした。もともとが小音量orアコースティック向きにできてるのでちょっと無理があったかな。まあそれでもナチュラルな音色にはなってくれるのでアンサンブルには問題ないですが、エレベっぽいパンチのある音にはなかなかならない感じ。まあエレベは別にアンプを考えようというところです。ケーブルと接点が多くなるのでノイズのリスクも増えるし。
コンサートホールクラスの大会場でないとこんな大げさな機材組む事はできないので、今日は思いっきりセッティングできて超絶楽しかったです。演奏も楽しかったし、いい歌で感動もしたし。今日は幸せだ!
まあ一つ残念な点があるとすれば、赤いBassCUB以外の機材は、みんな借り物だ、ということですかねーー
いつも自由に使わせてくれる方々、どうもありがとうございます。
川本は幸せであります。