さて今年も10月31日、ハロウィンの日がやってまいりました。ジャーマンメタル祭りの日ですね!
ワタクシが高校の頃に全盛期を迎えたと思われるメタルシーンですが、ワタクシ自身、それ以後ジャズをやり始めた事もあって、シーンを追うことから離れてしまい、その後のシーンがどうなってるのかさっぱり知りませんです。今年のハロウィンは、「あの人は今」的なノリでやってみたいと思いますが。
まずはボーカルのマイケル・キスク。この人は1986年にハロウィンに加入してからジャーマンメタルというジャンル確立の大きな貢献者であることは間違いないのですが、彼はいまなんと、ハロウィンの創立者であり、ジャーマンメタルの始祖とも言えるカイ・ハンセンと一緒にバンドをやっているのですね!
その名も「Unisonic」!
なつかしのというか、王道のこのサウンド!カイ・ハンセン健在なのだな!
なんとなんと!ハロウィン初期の名曲「I want out」まで聞けてしまうという素敵な映像!!
マイケル・キスクが若干デブになり、スキンヘッドになった以外は感涙モノです。
メタルボーカリストは長髪でないとあかんやろー!!デブはいいけどもや。
ハイトーンボイス健在なり!! カッコいいー!! 少なめのステージアクションも往年のまま。
さて一方。
中期ハロウィンの中核メンバーで重要なソングライターであったギタリストのローランド・グラポウはハロウィン脱退後、同じく中期メンバーで会ったドラムのウリ・カッシュと「Masterplan」というバンドを組んでいるようです。
うーん、重厚。ウリ・カッシュのドラムは凄くタイトで、この人がドラムを叩くとバンドがエッジのハッキリしたサウンドになりますね。中期のハロウィンもそうだったもんな。
さてこのウリ・カッシュですが、2003年に「Masterplan」を結成後、3年で脱退してます。ハロウィン在籍期間もたしかそんな長くなかったし流浪のドラマーなのかしらと調べてみたらばこれがまあ。2001年にハロウィン脱退後2010年までに4つものバンドを渡り歩いているという放浪ぶり。いずれも音楽性の相違からってコトらしいんだが。
彼が今、元ANGRAのボーカリスト・アンドレ・マトスと一緒にやっているバンド「Symfonia」がこちら。
フム、さすが、アンドレ・マトスのカラーが強いですね。ANGRAのCarry onを彷彿とさせますが、まあ正直「Masterplan」と比べてバンド辞めるほどの音楽性の違いってのをあんまり感じられないのはワタシだけですかね。単に仲悪いだけ違うんー、大丈夫、人間性?? と思ってしまうのはワタシだけですか?そうでもないすか、そうですか。
まあ、なんというか、このあたりのロックやメタルバンドシーンは、基本、活動しているミュージシャンは限られていてその中でこう、仲違いや仲直りを繰り返す、ってのが一種のトピックでもありましたからね。
その中で抜群の安定感を誇るのが、ハロウィンのベーシストのマーカス・グラスコフ。ハロウィンに創立時から在籍しながら、脱退後のグラポウのソロプロジェクトに参加したりと、みんなと仲良くやっとるみたいです。やっぱ、ベーシストってのはそういうポジションなのかねー
さて散々色々紹介したところで、今日の最後はコチラ。
マイケル・キスクのソロデビューアルバム「Instant Clarity」から。ハロウィンのオリジナルドラマーであり、1995年に自殺をしてしまった、インゴ・シュヒテンバーグに捧げた一曲。「always」
さて去年にも増してのボリュームになってしまいました、今年のハロウィンの日でした。
ん?
え?
ハロウィンの日てのは、ジャーマンメタル祭りのことじゃないんですか。
違うんですか?
去年のハロウィン祭りはコチラ
http://yujik.exblog.jp/19397106/