ちょっと耳の調子が悪かったので耳鼻科へ行ってきました。
数年前に突発性難聴を発症してから、疲れていたり体調が悪かったりするとちょくちょく耳鳴りがしたり、聞こえてくる音が妙な響きを伴って聞こえることがたまに起きるようになっているんです。悪化させない為にそういうときはすぐに病院に行く事にしています。昨日から聞こえないほどではないけれどその妙な響きが聞こえる状態になったので、今朝早起きして病院へ行ってきました。聴力検査をした結果、聴力に異常はないとのことでしたが、その妙な響きは取れないので、ビタミン剤をもらって帰ってきました。
面白いのがこの聴力検査なんですが、周波数ごとに聞こえる音がグラフになって出てくるんですねー!その検査結果が面白いのでコピーしてもらって持って帰ってきました。
どうも人間の耳ってのは、3kHz〜4kHzあたりが一番聞こえやすいようなんです。その理由はその音域が耳管の共鳴周波数だから・・・ま、つまり耳の穴の中でその辺の音域が一番響くようになってるらしいんですね。面白いですねえ〜。僕の検査結果も、見事に4kHz辺りが一番聞こえてるみたいです。
その4kHzってどれくらいの音域かというと、ピアノの鍵盤の一番高いあたり。もう、音階が聞こえるギリギリあたりの高さってことです。人の言葉でいうと、sとかk、ch とかの摩擦音とか破擦音とか呼ばれる子音の音域が、その辺りなんだとか。
結局、耳管の構造上その辺りがよく聞こえるようになってるって話なんですが、どうしてそう進化したのか不思議なもんですね。人間が生活する上で必要不可欠だったんでしょうかね。
ちなみにベースの音域は一番下のEの音が40Hzくらい。この検査だと125Hzより下は検査してないんでわかんないですけど、ベーシストだけに特に低音が良く聞こえるように進化している!!・・・とはなってないみたいです。笑 聴力の周波数分布としてはいたって普通(お医者さん談)だそうです。ただ、聞こえてるdbはかなりイイ方だそうです。(ちょっと安心。笑)
これ、音が聞こえて来たらボタンを押すという方法で検査をするのですが、人間の耳って、聞こえてない音を脳で想像して聞こえているように感じさせる脳内処理の機能があって、聞こえて来たらボタンを押すぞ、って思ったら「なんか聞こえているような気がする」っていう心理状態が出てくるんですね。本当に小さい音だとそれが気のせいなのかそれとも実際に聞こえているのか迷うっていう心理状態も出てくるんすね。だから聞こえてないのに押しちゃったりしてる場合もあるだろうし、どこまで正確に聴力を計れてるんだろう、という疑問もわきますけれど。検査器具ってのはそのへんも考慮して作られてるんでしょうかね。
この機械をもうちょっと周波数細かくしたら、音楽にも役に立ちそうですね。
例えばキー別に周波数を分類して、自分の聞こえづらい=苦手なキーを客観的に計るとか・・・人間の耳に一番馴染むキーで曲を作るとか・・・
そんなことやってる間に練習した方がイイか。笑