22日。
茨木でのSuite Voiceのライブはデイタイム。つまりお昼間。お昼間、つまりデイタイム。
いやはや新幹線というヤツはすごいもので、大阪茨木のライブの終わりが15時ということであれば、北千住に20時音だしに間に合ってしまうではないですか。
Suite Voiceさんにはバタバタでご迷惑をおかけしてしまいますが、大阪・東京の関を超えてのダブルヘッダーをさせていただきました。
夜は北千住みゆきという新しく出来たお店で、多田誠司さん、南雲麻美さん、KAZUKO BABAさんのドラムレストリオで、スタンダードを中心に。やはりタダセイ師匠は存在感すばらしかったです。移動の疲れも忘れて楽しく演奏させていただきました。シャンパンも頂いちゃってよい旅のシメでした。
しかし、久しぶりに東海道新幹線でベースを運びました。
大学を卒業して東京に戻ってくる時に運んで以来です。その時は始発の新幹線の空いている自由席で座席を3席占領して運ぶというけっこう荒っぽい事をやったのですが、さすがに今回はそういうわけにもいかず、いろいろな手を考えましたよ。
備忘録的に書いておきますけど。またはコントラバスを新幹線で運ぶ方のために詳しく書いておきます。
結論から言えば、今回は結局デッキに荷ヒモでくくりつけて置いたわけなんですけれどね。
新幹線で運ぶ場合、いくつかの方法があるわけです。東海道新幹線「のぞみ」で使われているN700系車両には8号車に荷物室があります。また各車両の座席の最後列の後ろにはすこし広めの荷物スペースがあります。また乗務員に相談すれば、空いている乗務員室を使わせてもらう事ができます。
しかし、僕の愛器、みっちゃんは普通の3/4スケールの楽器より大きいため、座席最後列の荷物スペースはサイズが狭かったです。(おそらく3/4スケールなら余裕があるはず)そして僕の乗った11号車にある空いている乗務員室は、扉の幅が狭くて入れられませんでした。(これも3/4スケールなら入るはず)8号車までは走行中に移動させるのはちょっと厳しいため、上の写真のようにデッキにくくりつけることになりました。
これもね、行きは東京から新大阪まで、たまたま一方の扉しか開かない便だったからよかったですが、帰りは新横浜だけ右の扉が開き、それ以外の駅は左が開くという便で、新横浜直前で楽器を逆にくくり直し、新横浜すぎてまた元に戻す、ってことをやらねばなりませんでした。けっこう大変です。ゆっくり寝れません。笑
そんなこんなで、体力というか、けっこう気苦労が多い移動ではありました。
ちなみにN700系の11号車には多目的室というのがありまして、僕はそれを使わせてもらおうと思って乗ったのですが、これは気分の悪い方や授乳の方専用とのことで、荷物は置かせてもらえませんでした。
まあでもアレですね。楽器が置いてあるデッキを通るお客さんが、かならず楽器の方に「なんじゃこりゃ」っていう視線を向けて通るのが面白かったです。
こういう人の好奇の視線というのは、コントラバスという楽器をやる上でかならず着いて回るもので、慣れてくるとこれが楽しくてしょうがないわけですが。(きっと弓道の弓を持っている人も同じに違いないと思っている)
新幹線のデッキでのお客さんの二度見のリアクションをすこし離れた場所から楽しむ、っていうのは・・・ちょっと通好みの楽しみ方ですね!上級編!