僕の生徒で、中学生なんですが、子役の役者をやっている男の子がいるんです。
先日、オーディションがあるからレッスン時間を変更してくれというんで、
しょうがないなあ頑張れよ、何のオーディションだ?と聞いたところ、
「コンカツ」と言っておりまして。
なんだそりゃ、月9じゃねーの?オマエ月9に出るの?と聞いたらば、
「受かれば、たぶん」との答え。
はたして今日、コンカツを見ておりましたら、ばっちり映っておりました。
受かったんだねえ、やるねえ。
そうやってチャンスを確実にモノにしていけば、必ず道は開けるんだよ、
なんてエラそうな台詞の一つも言ってやろうかと思いますが、実は彼は既に主演映画もあるくらいのキャリアがあって、詳しくは書きませんが血筋もなかなかのサラブレットなんであります。
チャンスをモノにしなければならないはワタシの方ですね。あちゃー。
もう一人、もう辞めた生徒ですが、芸能関係の道を志して頑張ってる子もおります。訳あって所属事務所を辞めたようですが、新しい道を模索している様子。こちらも頑張ってほしいです。先生は遠くから応援しているのです。
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先程、今クールの放送が始まってから初めて「音楽寅さん」をじっくりみました。
音楽コント番組っていうとこで、ワタクシめも出演しておりますWowow「キャバレー」と共通するところがありまして、思わず食いついてみてしまいました。
こういう番組ってほんと難しいんですね。音楽とコントを結びつけるというのが・・。wowowの方は、劇中のコントと音楽はほとんど関連性はなく独立してる感じで、それぞれがクォリティを保っているという感じです。ビックバンドは手前味噌なんでさておいて、コントは本当に面白い。
音楽寅さんの方は、台本レベルでむりやり音楽のきっかけを作って・・という感じで、歌もいいんですけどね、腹を抱えて笑うというまでには至らない感じでした。やはり制作段階でも、いろいろなジレンマがあるんでしょうね。
てか、音楽寅さんて、前放送してた時はもっとくだらなくていい加減で面白かったんですけど、やっぱ時間は早くなると面白くなくなるのはしょうがないんでしょうかね。
なにより、コント中のいらん字幕が番組を面白くなくしているような気がする。
なんか笑いどころを強制されてるようで、冷める。
他の番組でもよく見るけど、漫才やってるそばから字幕とか、ほんとに辞めてほしいなあ。
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昼間の13時半からのいわゆる昼ドラが面白くない。
愛讐のロメラ→非婚同盟と面白いのが続いていたので、ハードルが上がったのか、全く楽しめない。
そのかわり、フジで14時から再放送されている「水曜日の情事」が面白すぎる。登場人物の心情描写がとてもリアリティあって、巧みだと思います。脚本家、エライ。石田ひかりが怖い。でもすげえ色気。
明日がかなり山場になると予想されるのに、仕事で見れないのが残念だ!
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モノが消費されなくなると、とたんに不況に陥る経済の仕組みに滑稽さを感じます。
モノ買わないと自分の給料まで金が流れてこないって、すごい仕組みです。
常に、回しつづけなきゃいけないワケでしょ?止まっちゃうとダメ
それも、給料>使う金 にならないと意味がないから、常に流れる金の規模は大きくなり続けないと行けない訳です。常に規模拡大を考えなければ回らない仕組みなのです。
もう今あるもので十分だよ、とくに不便さも感じないし、とくに何かを欲しいと思わないよ、と言っても、次から次へと必要以上に消費欲をかき立てるような世の中になっているような気がするのは僕だけでしょうか。
満足することが許されないような感じさえ、受けます。
もうお腹いっぱいなのに、無理くりエサを食わされて太らされてるフォアグラ用のカモみたいなもんですな。
成熟した社会ってのは得てしてこんなモンなんでしょうかね。
そして峠の頂きから転がり落ちて行くんでしょうか。